本年度から校長職を仰せつかりました、中尾和彦と申します。
「よろしくお願いいたします」
4月10日から新年度がスタートしました。すべての学年で新しい学級担任・教科担任の先生
さらには仲間と、まだ折り目がついていない真新しい教科書を開いて、まこと楽しそうに
コミュニケーションが取れている姿に思わず笑みがこぼれた次第です。
廊下の書籍の中に、『わたしたちのローマ』(1999発行 第1版)
という本を見つけ手に取って中身を見てみました。巻頭には次のような文面が記されています。
「今、わたしたちはローマに住んでいます。ローマといえば、“ローマはいちにちにしてならず”
“すべての道はローマに通ず”など、数々のことばとともにすぐれた古代いせきがのこるローマ。
人口280万人のこのまちに、現在およそ2500人の日本人が住んでいます。
この永遠の都ローマをみなさんにさらに知ってほしいと思います。
ローマに住んでいるわたしたちにとって、ローマは第二のふるさとです。みなさんが日本に帰って
からも「わたしたちのローマ」であってほしいと思います」
この本は、本校が作成した社会科の副読本です。今年度は第5回目の改定を行う予定です。
本校に集う仲間は、日本にそれぞれ故郷がありますが、何かの縁でこの学び舎で生活を共にします。
私たちは小規模校と小中一貫校さらにはイタリア ローマに愛着をもって展開される日本の教育と
いうシナジー効果のもと、特色ある学校づくりを教職員一丸となって推進してまいります。
そして、世界に誇る「ローマ日本人学校」をめざし、保護者、学校運営委員会、AGIS(学校教育協会)、
日本人会等関係機関の皆様方と手を携えながら、一人ひとりの子どもたちの可能性を最大限に引き出せるよう、
本校教育活動を創造してまいります。
令和6年4月吉日
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