５月MAY／MAGGIO

避難訓練②（５月３日）

　通学や校外学習におけるバス乗車中の事故を想定し、避難訓練を行いました。天候が思わしくなく、体育館での訓練となりましたが、中学部の生徒が冷静に対応し、バスを想定した場所から離れて、安全に避難することができました。有事の際、訓練したことが発揮できるようにしてもらいたいです。

特別授業①～西居豊さんを招いて～（５月９日）

　東京は築地において活動している、和食給食応援団事務局・事務局長西居豊さんが来校し、和食文化の素晴らしさや、イタリア食文化との共通点などについてご講演いただきました。会場となった集会室は、昆布とかつお節でとったお出汁の香りが広がり、遠い日本をすぐ隣に感じる空間となりました。そのお出汁を飲んだ子どもたちからは、「美味しい！」と歓喜が上がり、もっと飲みたいと言う子もたくさんいました。
　お出汁で煮込んだ野菜と炊き立てのご飯を最後にいただき、和食のよさを再確認できた一日でした。

避難訓練③（５月11日）

　テロを想定した避難訓練を行いました。昨年度より始めた訓練ということもあり、児童生徒は冷静に行動することができました。大使館より警護班の方をお招きし、過去の事件例をもとに今回の訓練の意味についてお話していただきました。どの児童生徒も真剣なまなざしで話を聞くことができました。昨年度と同様、とてもいい訓練となりました。

特別授業②～角正武さんを招いて～（５月16日）

　この日は、特別授業第２弾として、角正武さんをお招きして、ご講演いただきました。角さんは、剣道において「範士八段」という最高段位を持たれており、剣道の歴史やその精神について大変興味深いお話をしてくださいました。真剣な眼差しで話を聴く子どもたちの様子は、お話の中にもあった「不動心」をもとうとする姿のように見えました。日本の歴史や伝統を感じられた時間でした。

運動会（５月20日）

　今年の運動会も晴天に恵まれ、滞りなく開催されることとなりました。今年の運動会のスローガンは「一心同体こころをひとつに～Tutti per uno, Uno per tutti～」。日本人学校、補習校、幼稚園との３校合同運動会ですので、みんなの心がひとつになって素晴らしい運動会にしようという思いが込められています。
　青空の下、補習校や幼稚園の子どもたちとともに、一生懸命な競技や演技が披露され、とても素晴らしい運動会になりました。補習校の子どもたちと一緒に演じた、低学年のエイサーや小学部３年生以上のソーランは、これまで築き上げてきた合同運動会の伝統が華開いた瞬間でした。また、少ない人数ではありましたが、日本人学校小学部３年生以上で作り上げた組体操は、これまで必死に練習してきた成果が発揮され，観客を魅了して心を熱くしました。
　これまで以上に３校の絆が深まった運動会であったと感じます。まさに「一心同体」となった運動会。これからもさらに互いの結び付きを強いものにしていってほしいです。